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巻物に亀 21-100123

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
悠久を背負う吉祥。一万年の時を編む蓑亀の威厳
亀の背から流れる長く美しい藻は、数千、数万という果てしない時間を海中で過ごしてきた証であり、聖なる存在としての格付けを意味しています。

■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。
北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。

■作品概要
巻物に亀
静寂の中に潜む、計り知れない歳月の重み。重厚な甲羅を背負った一匹の亀。その背後には、まるで彗星の尾のように長く伸びた藻が引かれています。これは蓑亀(みのがめ)と呼ばれ、一万年を生きると伝承される瑞獣(縁起の良い獣)の姿です。亀が静かに身を預けているのは、古びた巻物。知恵の象徴である書物と、悠久の時を生きる象徴である亀が重なることで、永遠の知という深遠なテーマが浮かび上がります。北斎の筆致は驚くほど繊細です。甲羅の緻密な六角模様、力強く地を捉える四肢、そして巻物の端から覗く鮮やかな赤色の紐。動かぬ亀の「静」に対し、流れるような蓑の「動」が、心地よいリズムを与えています。余白を活かした構図は、この小さな生き物が宇宙の理をすべて悟っているかのような、神々しいまでの威厳を感じさせます。
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葛飾北斎による本作は、長寿を象徴する瑞獣である蓑亀が、古の知恵が詰まった巻物の上で鎮座する姿を描いた芸術的な傑作です。江戸時代の日本美術において、亀は永遠や平和、祝福を運ぶ縁起物として愛されてきました。北斎の鋭い写生眼は、甲羅の硬質な質感と、背から流れる藻の柔らかな曲線を見事に描き分け、画面に類まれなる躍動感と精神性を付与しています。和紙の上に広がる繊細な色彩と深い墨画の筆致は、伝統的な意匠を保ちつつも、独自の構図によって寓話のような物語性を生み出しています。博物学的な正確さと、絵師としてのデザインセンスが融合したこの浮世絵は、単なる骨董的価値を超え、現代にも深い感銘を与えます。静かに巻物を守る亀の姿には、北斎が筆を通じて表現したかった、世界を貫く真理への畏敬の念が込められているのです。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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