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ポワシーの小さな帆 11-100509

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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緑の濃淡が奏でるセーヌ河畔の夏
深緑から黄緑へ、木々の葉が幾重にも重なり、その塊がそっくり水面に映り込んでいます。マルケが生涯愛し続けたセーヌ川の風景のなかでも、この作品は緑の豊饒さを際立たせた静謐な傑作です。光を含んだ空の白が水面に映り、緑と白と青が溶け合う繊細な色調が、川辺の穏やかな時間を雄弁に語っています。

■アーティスト
アルベール・マルケ [ Albert Marquet ] (1875-1947)
フォーヴィスム(野獣派)に分類されるフランスの画家です。ボルドー生まれで、15歳のときに父の反対を押し切りパリへ出て絵を学び始めます。エコール・デ・ボザールではギュスターヴ・モローのもとでマティスやルオーと出会い、特にマティスとは生涯の親友となりました。 1905年にはマティスらとともに初のフォーヴィスム展に出品し、その中心的存在となりましたが、原色調の激しい表現はマルケの気質には合わず、長続きしませんでした。 やがてグレーや薄い青を基調とした落ち着いた色彩と穏やかなタッチで、パリの街や港の風景を描くようになり、「水の画家」と評されました。特に河岸や港の光景を高い視点から描くことを好み、ヨーロッパ各地やアルジェリアへと旅しながら水辺の風景を追い続けました。その簡潔な筆致と本質を捉えるデッサン力は、マティスから「わが北斎」と称えられるほどでした。

■作品概要
La Petite Voile À Poissy
緑が深く重なり合い、水面にその影をひたひたと落としています。1919年から1939年にかけて、マルケはポワシー、トリエル、メリクールなどセーヌ河畔の町々に逗留し、川の風景を精力的に描き続けました。この作品では、手前の船着き場に係留された青い小舟と粗末な小屋が全体を引き締め、その向こうに静かなセーヌ川が広がります。対岸には夏の鬱蒼とした木々の塊が水面に映り込み、その奥へと遠ざかる川の真ん中に、小さな白い帆が一点だけ静かに佇んでいます。深緑、青緑、黄緑、幾重にも重なる緑の微妙なトーンの変化が、夏の川辺に満ちる湿気と光の気配を静かに伝えています。北フランスの穏やかな夏の午後。タイトルにある「小さな帆」は、茫洋とした緑の世界のなかに、ひとつの命の息吹のように輝いています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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