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道化師 16-101018

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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黒い手が語ること
顔や衣装の鮮やかな色彩に対し、黒々とした手だけが異質な重さを帯びています。祝祭の色彩の中に突き出されたこの暗い手は、喜劇の外側にある何か。沈黙、疲労、あるいは時代の重さを、説明なしに運んできます。

■アーティスト
フランシス・ピカビア [ Francis Picabia ] (1879-1953)
フランス生まれの画家で、ダダイズムとシュルレアリスムの中心的人物のひとりです。生涯を通じてひとつの様式に留まることを拒み、印象派から始まりキュビスム、抽象絵画、機械絵画、ダダ、そして具象へと絶えず変貌し続けました。その変節ぶりは批判を受けることもありましたが、ピカビア自身は矛盾を楽しむように様式を乗り換えていきました。特に注目されるのが「機械絵画」の時代です。人間の感情や関係性を機械の図面のように描いた作品群は、冷徹でありながら奇妙なユーモアをはらんでいます。愛や欲望を部品と歯車で表現するその手法は、当時の芸術界に挑発的な問いを投げかけました。既存の価値をすべて笑い飛ばすような姿勢はダダの精神そのものであり、マルセル・デュシャンとの交流がその過激さに拍車をかけました。何者にも定義されることを拒んだ画家。ピカビアの作品の前では、「芸術とは何か」という問い自体が宙吊りになります。

■作品概要
Le clown (1941-1942)
笑っています。確かに笑っています。しかしこの笑いを、あなたは信じますか。赤と白に塗り分けられた顔、黄色い帽子、水玉のコスチューム。道化師の記号がすべて揃っているのに、黒い手だけが場違いなほど重く、暗い。1941年から42年、ナチス占領下のフランスで、ピカビアはこの男を描きました。笑うことを職業とする者が、笑わなければならない時代。道化とは最も自由な存在か、それとも最も不自由な存在か。目は細く、歯は剥き出し、手は何かを掴もうとしているのか、それとも払いのけようとしているのか。ピカビアはこの時期、物議を醸す行動もとっていました。しかし道化師は、いつだって舞台の上で笑い続けるしかない。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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