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16-101020

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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黒という背景の暴力
中央を占める黒い矩形は、花を引き立てる背景ではなく、それ自体が強烈な存在感を放っています。生命の象徴である花と、虚無を体現する黒。その対峙が、作品に静かな緊張をもたらしており、ひび割れた絵肌がその時間的な重さをさらに増幅させています。

■アーティスト
フランシス・ピカビア [ Francis Picabia ] (1879-1953)
フランス生まれの画家で、ダダイズムとシュルレアリスムの中心的人物のひとりです。生涯を通じてひとつの様式に留まることを拒み、印象派から始まりキュビスム、抽象絵画、機械絵画、ダダ、そして具象へと絶えず変貌し続けました。その変節ぶりは批判を受けることもありましたが、ピカビア自身は矛盾を楽しむように様式を乗り換えていきました。特に注目されるのが「機械絵画」の時代です。人間の感情や関係性を機械の図面のように描いた作品群は、冷徹でありながら奇妙なユーモアをはらんでいます。愛や欲望を部品と歯車で表現するその手法は、当時の芸術界に挑発的な問いを投げかけました。既存の価値をすべて笑い飛ばすような姿勢はダダの精神そのものであり、マルセル・デュシャンとの交流がその過激さに拍車をかけました。何者にも定義されることを拒んだ画家。ピカビアの作品の前では、「芸術とは何か」という問い自体が宙吊りになります。

■作品概要
La fleur (circa 1934-1936)
これは本当に花なのか。水色の地に黒い矩形を配し、その前に直立するこの植物は、上部に太陽のような放射状の黄色い塊を戴き、横長の緑の花弁を広げ、細い茎の先に赤褐色の葉を従えています。図鑑に載らない花。しかしたしかに、花です。1934年から36年、ピカビアが具象と抽象の間を往来していた時期の作品。ひび割れた絵肌が、時間の堆積を可視化しています。植物は成長し、やがて枯れる。この花はどちらの途上にあるのか。太陽を頭に持ちながら、黒い地の前に立つ。祝福されているのか、それとも断罪されているのか。ピカビアの花は、美しいとか可憐とか、そういう言葉を静かに拒絶しています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
フフランシス・ピカビア 花 La fleur 1934 1935 1936 植物 花 静物 具象 抽象 水色 黒 黄 緑 赤褐色 太陽 茎 花弁 油彩 ひび割れ テクスチャ 前衛芸術 フランス近代美術 インテリア ポスター モダンアート ミッドセンチュリー 生命 宇宙 循環 対峙 緊張 様式化 ボタニカル


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