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名所江戸百景 上野山内月のまつ 31-100259

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
満月のごとく円を描く松の枝
幹から伸びた枝が大きく湾曲し、見事な円環を描くその姿から「月の松」と名付けられました。この奇木は明治初期の嵐で失われたと伝わりますが、後に同じ場所で復元され、今もその優美な姿を見ることができます。

■アーティスト
歌川 広重 (うたがわ ひろしげ) [ 寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日) ]
江戸の情緒を鮮やかに描き出した浮世絵師であり、その風景画は心に静かな余韻を残します。北斎がダイナミックな構図と力強さで自然の迫力を描いたのに対し、広重は移ろう季節や雨、雪、夕暮れといった繊細な瞬間を優美に表現しました。特に、深く澄んだ藍の色調「ヒロシゲブルー」は、彼の風景画を象徴する存在であり、異国の人々にも「日本の青」として強い印象を与えました。『東海道五十三次』に代表される旅情豊かな連作は、江戸庶民にとって憧れの旅を紙の上で体験させる窓であり、同時に自然と人間の調和を静かに語りかけます。広重の作品は今なお、淡い雨や霞む空気までをも感じさせ、私たちに日常の中の美しさと一瞬の儚さを見つめ直させる力を持ち続けています。

■作品概要
名所江戸百景 上野山内月のまつ(めいしょえどひゃっけい うえのさんないつきのまつ)
太い枝がくるりと円を描き、まるで満月のように宙に輪をかたどります。上野・清水観音堂の傍らにあったこの奇木は「月の松」と呼ばれ、その名にふさわしい神秘的な佇まいで、江戸の人々に長く愛されました。輪の向こうにひっそりと望まれるのは、夕焼けに染まる不忍池の対岸、湯島や本郷の町並みのシルエット。同じ松を主役に据えた春の一図とは対照的に、こちらには人の気配がなく、荒々しい木肌がありのままに描かれ、晩秋の静けさと哀愁が色濃く漂います。円環という額縁の中に切り取られた遠景は、まるで一つの世界を覗き込むかのような詩的な仕掛け。広重晩年の遊び心と詩情が凝縮された、忘れがたい情景です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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