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コンポジション 1911 25-100001

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4短辺正方形(21×21cm)
A3短辺正方形(29.7×29.7cm)
A2短辺正方形(42×42cm)
購入数
色が炎となって流れる、解放のはじまり
橙・朱・黄の暖色が弧を描いて重なり合い、中心から外縁へと渦のように広がります。輪郭線で形を閉じ込めず、色の帯そのものがリズムを生む構成。対象を再現する絵画から離れ、色彩だけで空間と運動を立ち上げようとする試みが、1911年という早い時期にすでに結実しています。

■アーティスト
オットー・フロイントリッヒ [ Otto Freundlich ] (1878-1943)
フロイントリッヒの作品に初めて触れたとき、その色彩の豊かさに思わず立ち止まります。深い青、燃えるような赤、柔らかな黄色。それらが幾何学的なモザイクとしてすべてを埋め尽くし、色と色が境界で響き合います。具体的な形を持たないにもかかわらず、見ているうちに光や音楽のようなものが感じられてくる。それがフロイントリッヒの抽象の力です。ピカソとも交流したパリの前衛芸術の中心にいながら、フロイントリッヒはひたすら色彩の純粋な力を探求し続けました。装飾でも主張でもなく、色そのものが呼吸しているような画面。その静かなエネルギーは、カンディンスキーやクレーとも異なる独自の境地です。1937年、ナチス政権はその作品を「退廃芸術」として没収しました。嘲笑のために開かれた展覧会のポスターに使われたのは、皮肉にもフロイントリッヒ自身の彫刻でした。それでも色は残っています。今もこうして、静かに光を放ちながら。

■作品概要
Composition (1911)
燃えあがる橙、深く沈む朱、その奥からあふれ出す黄色。弧を描く帯が幾重にも重なり、中心へ、また外へと、絶え間なく流れつづけます。1911年、パリ。抽象という言葉がまだ定まらない時代に描かれた、最初期の抽象絵画のひとつとされる一枚です。形を写すのではなく、色そのものに語らせること。曲線は炎のようでもあり、ひらきかけた花弁のようでもあり、しかし何かに名指されることを静かに拒んでいます。左端の青灰色や右上の暗がりは、光を際立たせるための影。闇を消し去るのではなく、闇を抱えたまま光へ向かう構成に、揺るぎない意志がにじみます。
のちに訪れる時代の影を、この絵はまだ知りません。それでも、ここに燃えているのは、どんな力にも奪われない内なる光。色彩が解き放たれた瞬間の、まぶしい息吹です。

■サイズ
・A4/ 210mm×210mm 
・A3/ 297mm×297mm
・A2/ 420mm×420mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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