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ガリラヤ湖のキリスト 15-100114

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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荒れ狂う波と揺るがぬ眠りの対比
翡翠色の波濤、身をよじる弟子たち、翻る衣。あらゆるものが動揺するなかで、光輪をまとったキリストの寝姿だけが完全な静止を保っています。この一点の静けさが、周囲の混乱をいっそう激しく見せると同時に、恐れを超える信頼という主題を鮮烈に浮かび上がらせています。

■アーティスト
フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ [ Ferdinand Victor Eugène Delacroix ](1798年4月26日 - 1863年8月13日)
フランス・ロマン主義絵画の頂点に立った画家です。理性と秩序を重んじた新古典主義への反動として、感情・運動・色彩の爆発をキャンバスに持ち込みました。代表作「民衆を率いる自由の女神」は、1830年のフランス七月革命を主題とした作品です。煙と炎の中を突き進む群衆、翻る三色旗、倒れた者たちの上を歩む自由の女神。全体がうねるように動き、私たちの感情を揺さぶります。歴史画でありながら、その熱量は今も色褪せません。ドラクロワはルーベンスの激動する構図とヴェネツィア派の豊かな色彩から深く学びながら、独自の表現を確立しました。文学への造詣も深く、ダンテ・シェイクスピア・バイロンの作品を題材とした絵画も多く残しています。ショパンと深い友情で結ばれ、音楽から絵画の着想を得ることも少なくなかったといいます。知性と情熱が拮抗し、そして情熱が勝つ。それがドラクロワという画家の本質です。

■作品概要
Christ Asleep during the Tempest (ca.-1853)
鉛色の雲が垂れこめ、翡翠色の波が白く牙を剥いて小舟へ襲いかかります。櫂を操り、身を伏せ、天に腕を突き上げる弟子たち。恐怖に駆られた肉体がそれぞれ別の方向へねじれ、小舟全体がひとつの叫びと化す。そのただなかで、舟の端に身を横たえたキリストだけが、金色の光輪に包まれて静かに眠っています。福音書に記された、ガリラヤ湖の嵐の逸話。混沌と平安、狂乱と信頼。この極端な対比こそが本作の核心です。ドラクロワは1850年代にこの主題を繰り返し描いており、本作もその一つとされます。うねる波の筆致は激情そのもの。しかし青緑と深紅、黄土が響き合う色彩の設計は、あくまで冷徹な知性に支えられています。嵐が荒れ狂うほどに、眠るキリストの静けさは深まっていく。感情の奔流の中心に、揺るがぬ一点の静寂を据えた、信仰と絵画の劇です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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ガリラヤ湖のキリスト

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