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墓場の孤児 15-100129

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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涙をたたえて振り仰ぐ瞳
斜め上を見上げる大きな瞳と、その縁に光る涙が、本作の感情の核となっています。わずかに開いた唇や緊張した首筋とあいまって、恐れとも悲しみともつかない心の揺らぎが生々しく伝わってきます。何が彼女をそうさせたのかを描かないことで、感情はいっそう深く胸に迫ってきます。

■アーティスト
フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ [ Ferdinand Victor Eugène Delacroix ](1798年4月26日 - 1863年8月13日)
フランス・ロマン主義絵画の頂点に立った画家です。理性と秩序を重んじた新古典主義への反動として、感情・運動・色彩の爆発をキャンバスに持ち込みました。代表作「民衆を率いる自由の女神」は、1830年のフランス七月革命を主題とした作品です。煙と炎の中を突き進む群衆、翻る三色旗、倒れた者たちの上を歩む自由の女神。全体がうねるように動き、私たちの感情を揺さぶります。歴史画でありながら、その熱量は今も色褪せません。ドラクロワはルーベンスの激動する構図とヴェネツィア派の豊かな色彩から深く学びながら、独自の表現を確立しました。文学への造詣も深く、ダンテ・シェイクスピア・バイロンの作品を題材とした絵画も多く残しています。ショパンと深い友情で結ばれ、音楽から絵画の着想を得ることも少なくなかったといいます。知性と情熱が拮抗し、そして情熱が勝つ。それがドラクロワという画家の本質です。

■作品概要
Young orphan in the cemetery
淡く曇った空の下、ひとりの少女が振り返ります。大きく見開かれた瞳は上方を仰ぎ、目もとにはうっすらと涙が光る。わずかに開いた唇、張り詰めた首筋、肩から滑り落ちた白いブラウス。背後には墓地へと続く荒涼とした大地が広がり、彼女を取り巻く孤独を静かに告げています。何を見上げ、何に怯え、何を失ったのか。答えは描かれず、ただその表情だけが、言葉にならない悲しみと不安をあふれさせる。1824年頃の作とされ、同時期に取り組んだ《キオス島の虐殺》の習作とも考えられています。肌の温かな陰影、衣の白の輝き、肩掛けの淡い緑。色彩は抑制され、構図は端正にまとめられているのに、少女の瞳からほとばしる感情はとどめようがない。理性の枠のなかで、激情がついに溢れ出す瞬間。一人の少女の横顔に、ロマン主義の魂が凝縮されています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード

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