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紀伊国坂 24-101004

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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霞の中に浮かぶ、春雨の桜とお堀
春雨の中、お堀の小島に咲く桜の淡いピンクが、煙るような霞の中でほのかに輝いています。松やスギの濃い緑との対比が美しく、雨でしっとりと濡れた木々の色が版画ならではの繊細なぼかしで表現されています。音が消えたような、春の雨の静けさがじんわりと伝わってくる一枚です。

■アーティスト
根来莱山 [ねごろ らいざん、川面良雄 ] (1877年4月17日-1963年8月10日)
大正時代に活躍した木版画家です。版元・吉川弘文館から作品を発表し、東京の風景を題材にした新版画を制作しました。作品の多くは1923年の関東大震災以前に出版されたため、大震災で多くが失われ、現存する数が非常に少ないことから、今日では希少な存在となっています。また、川瀬巴水の版元として知られる渡邊庄三郎のような強力なプロモーターを持たなかったことも、知名度が広まりにくかった一因と考えられています。 莱山の作品には、繊細な黒と灰のぼかしが随所に用いられており、静けさと奥行きのある独自の雰囲気を持っています。雨、霧、夕暮れなど、気象や光の変化をとらえた風景を得意とし、浮世絵の伝統に西洋的な表現を取り入れた大正新版画の精神を体現した画家のひとりです。

■作品概要
紀伊国坂(きのくにざか) 
春雨がしとしとと降り続くなか、お堀沿いの小島に桜が咲き、松やスギの木が霞の中にぼんやりと浮かびあがっています。
紀伊国坂は、江戸時代を通じて坂の西側に紀州(和歌山県)徳川家の広大な屋敷があったことから名付けられた坂で、小泉八雲の「怪談」に登場する坂としても知られる、風情のある場所です。左奥には長い塀と傘をさした人影が一つ、赤い傘がわずかな色として全体を引き締めます。ぼんやりとした春雨の灰色と、萌え出る新緑のやわらかさ、ピンクの桜が静かに溶け合い、余白をうまく使った構図が、雨の日の静けさと大気の湿り気をそのまま伝えています。関東大震災前の東京の、春の一場面です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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