玉姫稲荷神社 24-101010
社伝に760年の創建と伝わり、「山谷の玉姫さま」として地域に親しまれてきた玉姫稲荷神社。赤い幟と木製の塀、背後に広がる社叢の木々が、下町の鎮守としての長い歴史をそっと伝えています。現在の社殿は戦後に再建されたもので、この版画にあるような創建当時の姿は今では見ることができません。
■アーティスト
根来莱山 [ねごろ らいざん、川面良雄 ] (1877年4月17日-1963年8月10日)
大正時代に活躍した木版画家です。版元・吉川弘文館から作品を発表し、東京の風景を題材にした新版画を制作しました。作品の多くは1923年の関東大震災以前に出版されたため、大震災で多くが失われ、現存する数が非常に少ないことから、今日では希少な存在となっています。また、川瀬巴水の版元として知られる渡邊庄三郎のような強力なプロモーターを持たなかったことも、知名度が広まりにくかった一因と考えられています。 莱山の作品には、繊細な黒と灰のぼかしが随所に用いられており、静けさと奥行きのある独自の雰囲気を持っています。雨、霧、夕暮れなど、気象や光の変化をとらえた風景を得意とし、浮世絵の伝統に西洋的な表現を取り入れた大正新版画の精神を体現した画家のひとりです。
■作品概要
玉姫稲荷神社
社の参道沿いに赤い幟が並び、その前で子どもたちが無邪気に遊んでいます。玉姫稲荷神社は、760年(天平宝字4年)の創建と伝わる東京都台東区の歴史ある神社です。新田義貞が鎌倉攻めの際に戦勝祈願をしたという故事も残ります。版画には、境内の木製の塀と参道が伸び、その前に奉納された赤い幟が数本並んでいます。塀の前では着物を着た子どもが二人、向こうでは別の子どもが何かを投げて遊んでいます。境内の木々のシルエットと、すっきりとした青灰の空。普段着の町の子どもたちの姿が、神社の日常の風景として自然に溶け込んでいます。大正時代の下町の神社の境内、子どもたちの遊ぶ何気ない午後。根来莱山がこのシリーズで描き続けた「大正の東京の日常」が、この一枚にも静かに息づいています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
根来莱山 玉姫稲荷神社 1922年 木版画 新版画 大正 吉川弘文館 浮世絵 東京 台東区 浅草 山谷 下町 神社 幟 子ども 日常 風景版画 日本画 和風 関東大震災 希少 歴史 失われた風景 鎮守 アート インテリア ポスター 日本美術
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