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マリー 16-101004

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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プロペラという肖像、機械に宿る人格
1917年当時、航空機は最先端の文明の象徴であり、同時に戦争の道具でもありました。その心臓部であるエンジンに女性の名を与えることは、賛美なのか、それとも文明と戦争に駆り立てられる人間への皮肉なのか。ピカビアは答えを機械の沈黙に委ねています。

■アーティスト
フランシス・ピカビア [ Francis Picabia ] (1879-1953)
フランス生まれの画家で、ダダイズムとシュルレアリスムの中心的人物のひとりです。生涯を通じてひとつの様式に留まることを拒み、印象派から始まりキュビスム、抽象絵画、機械絵画、ダダ、そして具象へと絶えず変貌し続けました。その変節ぶりは批判を受けることもありましたが、ピカビア自身は矛盾を楽しむように様式を乗り換えていきました。特に注目されるのが「機械絵画」の時代です。人間の感情や関係性を機械の図面のように描いた作品群は、冷徹でありながら奇妙なユーモアをはらんでいます。愛や欲望を部品と歯車で表現するその手法は、当時の芸術界に挑発的な問いを投げかけました。既存の価値をすべて笑い飛ばすような姿勢はダダの精神そのものであり、マルセル・デュシャンとの交流がその過激さに拍車をかけました。何者にも定義されることを拒んだ画家。ピカビアの作品の前では、「芸術とは何か」という問い自体が宙吊りになります。

■作品概要
Marie
「マリー」という名を与えられた、青いエンジン。プロペラを持ち、ベルトを巻き、計器盤を腹に抱えたこの機械は、航空機のエンジンを想起させます。そして機体に刻まれた「BARCELONE(バルセロナ)」。女性の名と都市の名を纏った機械は、いったい誰の肖像なのか。ピカビアにとって機械とは常に人間の代替であり、愛情と冷笑が同居する器でした。優美な水色が機械の無機質さを和らげるようでいて、しかし四枚羽のプロペラは容赦なく空気を断ち切る。マリーは飛びたいのか、それとも誰かを飛ばしたいのか。1917年、バルセロナ。戦争を逃れた街で、ピカビアは女性を機械に、機械を女性に、静かに変換し続けていました。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
フランシス・ピカビア Marie マリー 1917 バルセロナ ダダイズム メカノモルフィズム 機械絵画 プロペラ エンジン 航空機 水色 ブルー 前衛芸術 フランス近代美術 反芸術 女性 肖像 機械 装置 第一次世界大戦 ポスター インテリア モダンアート ミッドセンチュリー ダダ ニュートラル 版画 391 ベージュ 固有名詞 人格


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