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荒れた大気の中の秋の木(冬木) 15-100167

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
裂かれた大気に立つ、一本の孤独な木
ねじれた枝は空へ向かうことをやめ、地を這うように広がっています。白い大気は亀裂だらけで、木そのものの痛みが染み出しているように映ります。装飾を排したその姿は、生きることの過酷さを静かに伝えてきます。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。


■作品概要
Autumn Tree in Stirred Air (Winter Tree) (1912
一本の木。枝は捩れ、地を這うようにのたうち、空との境界を持ちません。白く塗り込められた大気は、皮膚が剥がれた跡のようで、生々しい亀裂だけが走っています。花も葉もなく、ただ骨だけが曝け出された姿。それは孤独な生の形そのもの、と言えるでしょう。根元の黒い帯は死の淵か、あるいは踏みしめた大地か。判然としません。装飾を拒み、美しさよりも存在の苦痛を選んだ一本の木。拒絶するでもなく、慰めるでもなく、ただそこに立ち続けています。冬を耐える木というより、冬そのものを体現した姿。生きることの痛みが、枝の一本一本に刻まれているようです。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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