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スイカ 33-100012

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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漆黒が語る、パリ時代の絵画的おとぎ話
カンディンスキーは黒を宇宙、そして生の終わりに訪れる暗闇として用い、鮮やかな色彩の形態の輝きを最大限に高めるために黒い背景を効果的に使いました。カンディンスキー自身がこのパリ時代の創作を「真に絵画的なおとぎ話」と呼んでいました。第二次世界大戦の足音が迫る1939年、フランス市民権を得たその年に生まれたこの作品は、生命の輝きを暗闇に刻もうとする、画家晩年の静かな宣言です

■アーティスト
ワシリー・カンディンスキー [ Wassily Kandinsky ] (1866/12/4-1944/12/13)
ロシア生まれの画家であり、抽象絵画の先駆者として知られています。もともとは法学を学び、30歳を過ぎてから画家を志してミュンヘンへ移住。1909年には「青騎士(Der Blaue Reiter)」グループを結成し、表現主義運動の中心的存在となりました。カンディンスキーは、音を聞くと色を感じるという色聴共感覚の持ち主だったといわれ、彼の作品には音楽的リズムや旋律のような調和が息づいています。色彩と形の関係を深く探求し、視覚によって感情や精神性を表現する「内的必然性(inner necessity)」を芸術の核心と考えました。代表作「コンポジション」シリーズをはじめ、1911年に発表した著書『芸術における精神的なもの』は、抽象芸術の理論的基盤を築き、後の芸術家たちに大きな影響を与えました。また、バウハウスで教鞭をとり、20世紀の美術とデザインの発展に決定的な足跡を残しました。

■作品概要
Watermelon (1939)
漆黒の宇宙に、赤が割れています。スイカの断面を想わせる赤と緑灰色の巨大な有機的曲面が支配し、その表面には黒い斑点が星雲のように広がっています。白銀の鋸歯状の稲妻が弧に食い込み、鋭く高音で鳴る。黄の三日月が静かに浮かび、左には細密な縞模様を纏った小さな人形のような形が佇んでいます。右下には紫と青緑の三日月形がしなやかに横たわっています。パリ時代のカンディンスキーは、バウハウス期の厳格な幾何学を手放し、生命体を思わせる有機的なバイオモルフィックな形態を探求し始めました。黒という最深の沈黙が、色彩の生命を最大限に引き出す共鳴板となっています。果実の名を持ちながら、これは宇宙の断片です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
カンディンスキー Kandinsky Watermelon 西瓜 スイカ 1939年 パリ時代 バイオモルフィック 有機的抽象 黒背景 赤 緑 稲妻 三日月 宇宙 生命体 微生物 カラーリトグラフ 抽象絵画 晩年 近代美術 20世紀絵画 シュルレアリスム 有機形態 生命の断片 絵画的おとぎ話 バウハウス以後 フランス市民権 前衛芸術 精神性 モダニズム 色彩と生命

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