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名所江戸百景 小奈木川五本まつ 31-100263

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
一本だけ残った老松の風格
かつて五本並んで立っていたという老松のうち、この頃には一本のみが川岸に根を張っていたと伝わります。太い枝を大きく水面へ差し伸べるその姿が、近景いっぱいに描かれ、長い年月を生き抜いた木の風格を静かに物語っています。

■アーティスト
歌川 広重 (うたがわ ひろしげ) [ 寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日) ]
江戸の情緒を鮮やかに描き出した浮世絵師であり、その風景画は心に静かな余韻を残します。北斎がダイナミックな構図と力強さで自然の迫力を描いたのに対し、広重は移ろう季節や雨、雪、夕暮れといった繊細な瞬間を優美に表現しました。特に、深く澄んだ藍の色調「ヒロシゲブルー」は、彼の風景画を象徴する存在であり、異国の人々にも「日本の青」として強い印象を与えました。『東海道五十三次』に代表される旅情豊かな連作は、江戸庶民にとって憧れの旅を紙の上で体験させる窓であり、同時に自然と人間の調和を静かに語りかけます。広重の作品は今なお、淡い雨や霞む空気までをも感じさせ、私たちに日常の中の美しさと一瞬の儚さを見つめ直させる力を持ち続けています。

■作品概要
名所江戸百景 小奈木川五本まつ(めいしょえどひゃっけい おなぎがわごほんまつ)
川岸に根を張る老松が、太い枝を大きく水面へと差し伸べます。徳川家康の命により開削されたと伝わる小名木川は、行徳からの塩や物資を江戸へ運ぶ重要な水路。かつてこの川岸には五本の老松が並んで立っていたと伝わりますが、広重が描いた頃にはすでに一本を残すのみとなっていたようです。松の枝越しに望むのは、川面を進む乗合舟と、対岸に連なる町並み。舟に揺られる人々の姿が小さく描かれ、日々の暮らしを支えた水運の情景が、静かな詩情とともに切り取られています。実際には直線的であったはずのこの川を、広重はあえて大きく湾曲させて描き、松の緑を引き立てる巧みな構図を作り上げました。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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