諸国滝めぐり 美濃国養老の滝 21-100013
垂直に落下する水流のスピード感を、北斎は白と濃淡の青の点で描き表しました。正円に近いものや楕円形のものなど、その形状から大きさ、点同士の絶妙な間隔まで、無数の点を驚異的な集中力で描き出しています。この繊細にして大胆な表現が、水の動きと音までをも封じ込めています。
■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。
北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。
■作品概要
諸国滝めぐり「美濃国養老の滝」 (1827-1838)
天保4年(1833年)、74歳の北斎が水の表現に挑んだ全8図の揃物「諸国瀧廻り」の一図。岐阜県養老郡に実在するこの滝には、貧しいながらも親孝行な樵が滝の水を年老いた父に飲ませたところ酒に変わったという孝行息子の伝説が伝わります。垂直に落下する水の柱は青と白のベロ藍で鮮烈に描かれ、高所から落ちた水が上げるしぶきを、正円や楕円など様々な形の点で、驚異的な集中力をもって描き分けています。手前では旅人たちが滝を見上げ、滝壺から広がる水のうねりが下方を満たしています。滝と滝壺の飛沫、うねりを上げる川など、水の様々な形態を一枚に収めたこの作品は、孝行伝説の舞台を描きながら、水という自然の摂理を探求し続けた北斎の生涯の集大成ともいえる一図です。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
葛飾北斎 諸国瀧廻り 養老の滝 美濃国 岐阜 浮世絵 木版画 錦絵 江戸時代 天保 ベロ藍 風景画 滝 名所絵 和風 アート インテリア ポスター 孝行伝説 水 名水百選 北斎 日本美術 東洋アート 古典絵画 伝統絵画 冨嶽三十六景 水飛沫 自然
お届けについて
おすすめ商品
新着商品
-
二羽の鵞鳥
小原古邨
2,400円(税込)
-
燕の子育て
小原古邨
3,450円(税込)
-
瀑水香魚図
小原古邨
3,450円(税込)
-
枯れ木にミミズク
小原古邨
3,450円(税込)
-
紅梅に鷽
小原古邨
3,450円(税込)
-
地獄 B
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地獄 A
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地上の悦楽の園
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地上の楽園(エデンの園)左翼B
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地上の楽園(エデンの園)左翼A
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
放埓の寓意
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
聖アントニウスの誘惑
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)









