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プレトリウム(総督府)のイエス 11-100106

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
明暗の対比が描き出す官邸の重い空気
奥まった官邸の暗がりに差し込むわずかな光が、荊冠と縛られた腕だけを浮かび上がらせ、周囲を取り巻く群衆の激しい身振りを闇に沈めることで、内へと閉じていく孤独と受難の重みが一層際立って感じられます。

■アーティスト
アレクサンドル・カバネル [ Alexandre Cabanel ] (1823年9月28日 - 1889年1月23日)
フランス・モンペリエ出身の画家で、19世紀フランス・アカデミズム絵画の頂点に立った人物のひとりです。パリ国立美術学校で学び、ローマ賞を獲得してイタリアで研鑽を積んだ後、パリ・サロンで高い評価を受け続けました。1863年にサロンに出品した「ヴィーナスの誕生」はナポレオン3世が買い上げるほどの反響を呼び、カバネルの名を一躍ヨーロッパ中に知らしめました。その作品の特徴は、滑らかで完璧な肌の質感、流れるような構図、そして理想化された人体の美しさにあります。神話や歴史を主題としながらも、全体に漂う甘美な官能性がカバネルの作品を他のアカデミズム画家と一線を画すものにしています。同時代のマネやモネら印象派の台頭とともに、アカデミズム絵画は時代遅れとみなされた時期もありました。しかし現在は再評価が進み、19世紀ヨーロッパ絵画の精華として改めて注目を集めています。

■作品概要
Jesus in the Praetorium (1845)
松明の陰影が重く垂れ込める官邸の一室に、縛められた若者が静かに座しています。荊の冠を戴き、上半身を露わにしたその姿は、嘲弄と暴力にさらされながらも、もはや周囲に向き合うことをやめ、みずからの内側へと沈み込んでいくキリストその人です。伏せがちな瞳の奥には、抗いでも諦めきったのでもない、父なる神への静かな問いかけが宿り、兜をまとう兵士や指をさして嘲る者たちの激しい身振りとは対照的に、その孤独な沈黙だけが際立っています。群衆の喧騒と、その中心にある内省的な静けさとが、劇的な明暗のうちに対比され、若き画家がローマ留学の機会を勝ち取った渾身の一作として、深い緊張感をたたえています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
イエス・キリスト Jesus プラエトリウム アレクサンドル・カバネル カバネル 1845年 ローマ賞 荊冠 受難 新約聖書 宗教画 群衆表現 明暗対比 官能的でない男性像 苦悩の表情 バロック的構図 アカデミズム絵画 19世紀フランス絵画 エコール・デ・ボザール ヴィラ・メディチ 宗教的緊張感 光と影 兵士 嘲笑の場面 キリスト受難図 歴史画 宗教主題 若き画家の出世作 群像表現 荘厳な悲劇性

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