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ねむさう 30-100325

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
宵闇に漂う、けだるい美の肖像
眠気に誘われる女性の姿を、繊細な筆致で描き出しています。
枕に寄りかかるその姿勢と、けだるそうに開いた口元からは、深い疲労と、それゆえに現れる一瞬の無防備な美しさが感じられます。

■アーティスト
月岡芳年 [つきおかよしとし](天保10年3月17日〈1839年4月30日〉- 明治25年〈1892年〉6月9日)
幕末から明治という激動の時代を駆け抜けた最後の浮世絵師と呼ばれます。武者絵や歴史絵においては、血しぶきが飛ぶ壮絶な場面を鮮烈に描き、人間の内に潜む狂気と勇気をあぶり出しました。その筆はただ美を追うのではなく、時代の混乱と人間の業を直視させるものであり、観る者の心を揺さぶります。しかし晩年の「月百姿」などには、月明かりに照らされた静謐な情景や孤独の美が漂い、そこには死と隣り合わせに生きた彼自身の魂の陰影が映し出されています。血煙と静寂、激情と余韻──その両極を自在に描いた芳年の画業は、単なる浮世絵を超え、生命の光と影を刻み込んだ壮大なドラマでもあります。

■作品概要
風俗三十二相 ねむさう 明治年間娼妓の風俗
薄暗い室内、女性は枕に頭を乗せ、けだるそうに横たわっています。半ば閉じられた瞼と、少し開いた口元は、深い眠りへと誘われているかのようです。「ねむさう」という言葉が示すのは、単なる眠気ではなく、日々の疲れや、一瞬の安らぎを求める内なる感情かもしれません。その表情には、華やかな世界とは裏腹な、一人の人間として抱える憂いや寂しさが静かに漂っています。背景に描かれた花は、やがて来る朝を告げているかのようです。月岡芳年が描くのは、光と影が織りなすドラマティックな情景。見る者の心に深く問いかける、魂の肖像画と言えるでしょう。

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月岡芳年は最後の浮世絵師として知られ、幕末から明治時代にかけて活躍した芸術家です。彼の代表作である風俗三十二相は、和モダンなインテリアにも映える美人画の傑作として人気があります。日本画の伝統とモダンな感性が融合したアート作品で、着物や傾城の和風な美しさが際立っています。木版画の版画は伝統工芸であり、そのデザインやレトロな雰囲気が、コレクションとして鑑賞する人々を魅了します。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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