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カシス、ロンバード岬、作品196 26-100503

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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地中海の青を閉じ込めた静かな入江
カプ・ロンバールの崖は、黄色やオレンジといった暖色系の点描で描かれ、南仏の太陽の熱をそのまま伝えてきます。白く滑らかな岩肌と、手前に積み重なった大きな岩塊の立体感が、緻密な色彩の分割によって際立っています。

■アーティスト
ポール・シニャック [ Paul Signac ] (1863-1935)
フランス印象派の流れを継ぎながら、ジョルジュ・スーラとともに点描技法を体系化し、新印象主義(ネオ・インプレッショニズム)を確立した画家です。彼は若くしてスーラの理論に共鳴し、光と色彩を科学的に分析する絵画を追求しました。筆触を微細な点で構成することで、絵具そのものの純粋な輝きを引き出し、キャンバス上に生き生きとした光の調和を生み出しています。モチーフの多くは港や海を望む風景で、穏やかな海面や帆船の形態に、自由と理性、そして詩情が共存しています。彼はまた、理論家としても『ドラクロワから新印象主義へ』を著し、芸術の社会的意義を唱えました。シニャックは感情と科学、個人と社会を結ぶ“光の哲学者”とも呼ぶべき存在です。

■作品概要
Cassis, Cap Lombard, Opus 196
南仏カシスの強烈な太陽が、画面全体に降り注いでいます。無数の青、黄、オレンジの点描が、切り立つ崖の荒々しい質感と、深く澄んだ海の静謐さを見事に描き分けています。この作品は、自然の造形が持つ力強さと、地中海の穏やかな空気が織りなすコントラストを伝えています。特に、水面に映る光の反射は、まるで宝石のきらめきのようで、見る者の心を開放してくれるようです。シニャックの緻密な筆致は、光と色彩を通して、この地の圧倒的な美しさと、そこにある永遠の静けさを感じさせてくれます。
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ポールシニャックのCassis CapLombard Opus196は、新印象派の点描技法と分割主義による色彩理論を駆使した海景画です。南仏のフランス、プロヴァンス地方の地中海沿岸の風景画であり、油彩で描かれた崖や岩の荒々しさと、湾岸の砂浜が光の表現によって輝きを放っています。帆船が浮かぶ静寂な海は、視覚混合の効果により深く澄んで見え、世紀末の芸術作品としてこの地の美しさを伝えています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
ポールシニャック Cassis CapLombard Opus196 新印象派 点描技法 分割主義 色彩理論 海景画 南仏 フランス 地中海 風景画 油彩 崖 岩 湾岸 砂浜 帆船 光の表現 輝き 荒々しさ 静寂 視覚混合 プロヴァンス 世紀末 芸術作品


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