365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

臼井峠より浅間を見る図 31-100516

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
噴煙を上げる浅間山と旅人の営みが示す自然の厳しさ
遠景にそびえる浅間山は、噴煙を上げており、その荒々しい山容が自然の厳しさと脅威を象徴しています。手前の険しい岩場には、小さな旅人たちが荷を担いで進む姿が描かれており、この雄大な自然の中で営まれる人間の小さな営みとの対比が強調されています。

■アーティスト
歌川国芳 [ うたがわ くによし] (1798年1月1日-1861年4月14日)
江戸後期の浮世絵師で、武者絵・風景画・戯画など多彩なジャンルで才能を発揮した人物です。特に「水滸伝」に代表される豪快な武者絵は、力強い描線と独創的な構図で高く評価されています。また、庶民文化への共感が深く、猫をはじめとする動物や風俗をユーモラスに描いた戯画も人気を集めました。大胆な遠近法の取り入れや、西洋風表現の積極的な採用など、新しい技法への好奇心も国芳の特徴です。その作風は一門にも受け継がれ、幕末から明治へ移りゆく時代の浮世絵に大きな影響を与えました。
国芳は、江戸の息づかいをそのまま版画へ吹き込んだような絵師です。荒々しい武者の動きも、荒波のうねりも、街角の猫のぬくもりも、すべてが彼の手を通すと鼓動をもった物語になります。豪快な線は迫力を帯びながら、どこか人情の温度を含んでいます。強さの影にある哀しみや優しさまで描き込むことで、絵は時代を超えて生き続けます。国芳の作品は、見る人に「世界はこんなにも面白い」とそっと語りかけ、心の奥で小さな火を灯してくれるように感じられます。

■作品概要
臼井峠より浅間を見る図
国芳が手がけたこの風景画は、中山道の難所として知られる碓氷峠から、浅間山の雄大な景観を捉えた作品です。画面の多くを占めるのは、白く広がる雲海です。この雲海が、手前の山々と、遠景の浅間山をドラマティックに隔てています。特に、雲海から頭を出す浅間山は、茶褐色の地肌を見せ、頂上からは噴煙がたなびいている様子が描かれており、その静かな迫力を感じさせます。
手前には、濃い藍色の木々と、茶色い岩場が力強い筆致で描かれており、峠道の険しさと自然の荘厳さを強調しています。その岩場には、旅人たちが荷物を背負い、険しい道を上り下りしている姿が小さく見え、旅の過酷さと人々の営みを静かに伝えています。この絵は、単なる景色の記録ではなく、光や雲といった自然の要素を大胆に捉え、視覚的な情感に訴えかける、国芳の高い風景描写の技術と芸術性を示すものです。
------------------
歌川国芳の浮世絵「碓氷峠より浅間山を見る図」は、中山道の峠からの雄大な自然を描いた風景画の傑作です。雲海から頭を出す噴煙を上げる浅間山のシルエットと、険しい道を行く旅人の構図が遠近感を生んでいます。藍色や朱色を使った表現技法は江戸時代の浮世絵師の技術を示し、伝統芸術として価値ある作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
歌川国芳 浮世絵 風景画 碓氷峠 浅間山 中山道 峠 雲海 噴煙 旅人 険しい道 自然 雄大 構図 藍色 朱色 シルエット 遠近感 江戸時代 伝統芸術 浮世絵師 表現技法

お届けについて

おすすめ商品

新着商品

最近チェックした商品