地上の悦楽の園 18-103015
中央の池を取り囲むように、男たちが馬や獣にまたがって延々と周回しています。水浴びする女たちを中心とした求愛の輪舞が、目的地のない反復運動として描かれています。
■アーティスト
Hieronymus Bosch [ ヒエロニムス・ボス] (1450頃-1516)
ネーデルラント(現オランダ)の画家で、中世ヨーロッパ絵画の中でも特異な存在として知られています。同時代の多くの画家が写実的な人物描写や宗教的な荘厳さを追求したのに対し、ボスは怪物・奇形生物・不条理な光景を画面に詰め込んだ独自の世界を展開しました。魚が空を泳ぎ、人間が楽器に飲み込まれ、耳が歩き回る。その奇妙なビジョンは、人間の罪や欲望に対する道徳的な警告として描かれたものと考えられています。代表作「快楽の園」は、楽園・現世・地獄の三場面で構成された大作で、無数の人物と生き物が絡み合う圧倒的な密度を持っています。一度見たら忘れられない視覚的衝撃は、現代においても色褪せません。その独創的なビジョンはピーテル・ブリューゲルをはじめ後世の画家に大きな影響を与え、シュルレアリスムの先駆けとも評されています。生涯の詳細は不明な点が多く、謎多き画家としても知られています。
■作品概要
The Garden of Earthly Delights
無数の裸の男女が野を埋め尽くし、巨大な果実や鳥たちと戯れています。中央の池では女たちが水浴びをし、その周りを男たちが獣にまたがって周回しています。ガラスの球体の中に抱き合う男女が閉じ込められ、外界とは隔てられた小さな楽園を成しています。背景には桃色と青の奇怪な塔が林立し、それぞれの内部にも人影が見え隠れしています。梟が球体の頂に留まり、静かにこの光景を見下ろしています。快楽と豊穣が際限なく反復され、誰もが同じ戯れに没頭しています。善悪の判断は保留されたまま、ただ夥しい量の身体と欲望が全体を覆っています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm ・A4短辺正方形/ 210mm×210mm
・A3/ 297mm×420mm ・A3短辺正方形/ 297mm×297mm
・A2/ 420mm×594mm ・A2短辺正方形/ 420mm×420mm
■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
ヒエロニムス・ボス 快楽の園 快楽の園中央 地上の悦楽 プラド美術館 三連画 板絵 油彩 裸体群像 ガラス球 巨大な果実 桃色の塔 青い塔 梟 水浴び 騎乗の群れ 幻想建築 象徴主義 快楽と欲望 中世末期 ネーデルラント絵画 世俗画 群像表現 円環構造 豊穣の寓意 快楽の反復

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