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宿鴨宿鴉 30-105006

2,400円(税込)

定価 2,950円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
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にじむ墨の木立
輪郭線に頼らず、墨のにじみとぼかしだけで描かれた木々は、湿った夕暮れの空気そのもの。濃淡の重なりが奥行きを生み、木立の奥へと吸い込まれていくような感覚を呼び起こします。

■アーティスト
竹内栖鳳 [ たけうちせいほう ] (864-1942)
近代京都画壇を代表する日本画家です。京都の川魚料理屋に生まれ、円山・四条派の幸野楳嶺に学んで、伝統的な写生の技法を身につけました。 1900年、パリ万国博覧会の視察を機にヨーロッパを巡り、ターナーやコローなどの西洋絵画から大きな刺激を受けます。帰国後は号を「棲鳳」から「栖鳳」に改めました。そして西洋の写実や光の表現を日本画に取り入れ、新しい画風を切り開きました。とりわけ動物画にすぐれ、「動物を描けば、その体臭まで描く」と評されるほど、生きものの質感や気配を見事にとらえました。代表作《班猫》(1924年)は重要文化財に指定されています。教育者としても功績が大きく、上村松園、土田麦僊、小野竹喬ら多くの画家を育てました。1937年には第1回文化勲章を受章しています。近代日本画の発展に大きな役割を果たした画家です。

■作品概要
宿鴨宿鴉(しゅくおうしゅくあ)
深い墨のかたまりのような木立の向こう、細い枝の先に一羽の鴉がとまっています。小さな黒い影がこちらを振り返ったかのような一瞬。ふと目が合った気配に、思わず息をのみます。墨をたっぷり含ませた筆で一気に置かれた木々は輪郭を持たず、にじみ、広がり、靄のなかに溶け込んでいくよう。その奥で、幹や枝だけがかすれた細い線で静かに浮かび上がります。右下の水辺には、身を寄せ合う数羽の鴨。墨の点のように小さく描かれながら、羽をたたんで眠りにつこうとする丸い背中が伝わってきます。題の「宿鴨宿鴉」は、ねぐらに就く鴨と鴉のこと。濃い墨の量感と、鳥たちのごく小さな姿。その極端な対比が、暮れなずむ空気の湿りと静けさの深さを際立たせています。あたりが闇に沈みきる前のひととき。枝の上の鴉は、まだ眠らずに、こちらの気配をうかがっているようです。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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