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岸駒

岸駒 [ がんく ] (1749-1838)
江戸時代後期の京都画壇で絶大な人気を誇り、「岸派」を創始した絵師です。現在の金沢に生まれ、本名を岩口駒といいましたが、京都へ出て絵師として大成する過程で「岸」姓を名乗りました。彼の代名詞といえば、圧倒的な迫力を持つ「虎の絵」です。当時は本物の虎を見る機会がほとんどない時代でしたが、岸駒は輸入された虎の頭骨や毛皮を徹底的に観察・写生し、鋭い眼光や一本一本の毛並みを驚異的な写実力で描き出しました。そのあまりの凄まじさに、「夜になると絵から虎が抜け出して水を飲みに行く」という伝説が生まれたほどです。また、絵の実力だけでなく、朝廷との繋がりを深めて「歌楽助(うたのすけ)」などの高い官位を得るなど、プロデューサー的な手腕にも長けていました。円山応挙や伊藤若冲らと同時代にありながら、独自の荒々しく力強い筆致を確立し、その画風は明治以降の近代日本画にも大きな影響を与え続けています。

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