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見世物 一田正七郎 籠細工 31-101015

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
浅草奥山の熱狂を伝える一田庄七郎の超絶技巧と江戸の美意識
籠細工の流行は、中村座の役者絵や馬琴の戯作に至るまで、当時のあらゆる文化圏に波及するほどのエネルギーを持っていました。国貞によるこの絵本は、芸術が社会を動かし、人々の生活に彩りを与えていた時代の輝かしい記録です。

■アーティスト
歌川国貞 [ うたがわ くにさだ ] (1786-1865) ◆三代目歌川豊国
江戸後期を代表する浮世絵師で、歌川派の中でも圧倒的な制作量と人気を誇りました。初代豊国の門人として出発し、役者絵を中心に評価を高め、後には「豊国」を襲名します。国貞の作品は、当世風の華やかな色彩と、人物の感情やしぐさを誇張した表現に特徴があります。特に歌舞伎役者の似顔絵では、観る者が役柄や物語を即座に理解できる分かりやすさが支持されました。一方で、美人画や物語絵にも力を発揮し、庶民の生活感覚や流行を巧みに取り込んでいます。伝統を踏まえながらも時代の好みに柔軟に応えた姿勢こそが、国貞を江戸随一の人気絵師に押し上げた要因といえるでしょう。

■作品概要
見世物 一田正七郎 籠細工
幕末の浅草観音境内に響き渡る口上言い天口斎玉眠の威勢の良い声と、大衆の熱狂が聞こえてきそうなほど臨場感に満ちた絵本です。浪花の名工、一田庄七郎が竹の編み目から紡ぎ出した巨大な関羽や虎に乗る達磨、そして伝説の生き物たちが、国貞の鮮やかな彩色によって紙の上に蘇ります。それは単なる籠細工の記録ではなく、当時の江戸を席巻した一大ブームの記憶そのものです。歌舞伎の舞台でも演じられ、戯作文芸にも影響を与えたこの社会現象は、職人の驚異的な技巧と弁舌巧みな口上の相乗効果によって、人々の想像力を極限まで高めました。一筋の竹が巨大な英雄や霊獣へと姿を変える魔法のような光景を前に、当時の人々が抱いた純粋な驚きと喜び。失われた時代の熱気と、手仕事が放つ不滅の情熱が、洗練された江戸の色彩美を通じて私たちの魂を激しく揺さぶるドラマティックな名品です。
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浮世絵の巨匠が描いたこの作品は、浪速の名工である一田庄七郎が手がけた籠細工の赤鬼や孔雀を題材にした伝統芸術の傑作であり、竹細工が持つ驚異的な技巧を見事に捉えています。江戸の見世物興行で人気を博した幕末文化の象徴が、国貞による鮮やかな彩色と構成で表現されており、木版画に宿る職人の魂と情熱がかつての記憶を呼び覚まします。唐獅子の迫力と躍動は、現代でも人々を魅了し続けています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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