奈良二月堂 21-100265
舞台の軒下から差し込む淡い光と、背景に広がる木々の深い緑が絶妙なコントラストを成しており、巴水独自の色彩感覚が遺憾なく発揮されています。手前に配された吊り灯籠の重厚な質感や、遠くに霞む大仏殿の屋根のシルエットが、木版画とは思えないほどの圧倒的な奥行きと臨場感を生み出しています。
■アーティスト
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。
巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。
■作品概要
奈良二月堂
夕闇が迫る奈良の空の下、二月堂の舞台から遠くを見つめる女性の姿が、画面に深い物語性を与えています。川瀬巴水が捉えたこの一瞬の静寂は、古都を包み込む柔らかな夕霞とともに、日常から切り離された清らかな精神世界へと誘います。欄干の木の温もりや吊り灯籠の精緻な造形が、歴史の重みと人の営みの温かさを同時に物語っています。
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浮世絵の系譜を受け継ぐ川瀬巴水の新版画は、旅情を湛えた芸術として高く評価される傑作です。伝統と文化に根ざしながら、木版画ならではの技巧と洗練された彩色、計算された構成によって、静かな迫力と臨場感を生み出します。そこには作家の魂と抑えた情熱が息づき、見る者の記憶に長く残ります。躍動を誇張せず、夕暮れの空気や時間の移ろいをすくい取る姿勢が、様式美としての完成度を高めています。奈良の二月堂を描いた一景に見られるように、華やかさと粋が共存し、場所の気配そのものが画面に定着しています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
浮世絵 川瀬巴水 新版画 旅情 芸術 傑作 伝統 文化 技巧 彩色 構成 木版画 魂 情熱 記憶 迫力 躍動 臨場感 華やか 粋 様式美 奈良 二月堂 夕
お届けについて
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