日新除魔図 21-100085
墨一色で表現された獅子の姿は、今にも紙面を飛び出さんばかりの躍動感に満ちています。渦巻く毛並みや鋭い爪、カッと見開かれた眼球の描写には、北斎が長年培ってきた観察眼と、迷いのない筆運びが凝縮されています。
■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。
北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。
■作品概要
日新除魔図
齢八十を超えてなお、筆を置くことのなかった葛飾北斎。晩年の数年間、毎朝のルーティンとして描き続けたのがこの『日新除魔図』です。その一画一画には、老いゆえの恐怖や衰えを撥ね退け、ただひたすらに「生」を、そして「画の道」を極めんとする凄まじい執念が宿っています。描かれているのは獅子(唐獅子)。時に激しく舞い、時に静かに佇むその姿は、北斎自身が己の中に潜む魔を祓い、清らかな魂で翌日の朝日を迎えるための神聖な儀式でもありました。当時の人々にとっても、病や災厄は常に隣り合わせの脅威でした。「日新」という言葉には、日々を新しくし、昨日までの穢れを祓うという意味が込められています。獅子は古来より魔を喰らい、災厄を退ける霊獣として崇められてきました。北斎はこの獅子の姿を借りて、自分の中に巣食う老いや病、そして負の感情という名の「魔」を、紙の上でねじ伏せようとしたのです。彼が亡くなる直前までこの習慣を続けたことは、芸術が単なる鑑賞物ではなく、人生を支え、運命を切り拓くための「武器」であったことを物語っています。
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江戸時代の巨匠、葛飾北斎が晩年に描いた傑作『日新除魔図』は、毎日の祈りと執念が込められた墨画の連作です。魔除けや厄除けの護符として描かれた獅子(唐獅子)の姿は、鋭い筆致と圧倒的な躍動感に溢れ、北斎の衰えぬ生命力と深い精神性を物語っています。浮世絵で培われた卓越した観察眼と迷いのない筆運びは、背景を排したミニマリズムな構成の中でより際立ち、観る者の心を浄化するような日本画特有の美しさを放ちます。伝統的な芸術の枠を超え、自身の魂を刻み込んだこの芸術作品は、現在も複製画やインテリアとして、その力強い魂の輝きを現代に伝えています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
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お届けについて
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