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山中湖 21-100335

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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茜と薄紫の共鳴、夕暮れの色彩
燃える茜の空と、その光を受けて薄紫に染まる富士の山容。この二色の共鳴は、写真では決して捉えられない版画固有の美しさです。版木の重ね摺りによる繊細なグラデーションが、冬の夕暮れに富士山が放つ独特の色彩、赤くもなく白くもない、薄紫という奇跡の瞬間を完璧に封じ込めています。

■アーティスト
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。

■作品概要
山中湖
夕暮れが、富士を染める。山中湖の岸辺に立てば、空は茜からオレンジへと燃え、その光を受けた富士山が淡い薄紫に輝いています。冬の澄んだ空気の中、頂の雪だけが白く光を返し、裾野は静かに夜の藍へと溶けていく。木々は深い影となり、湖面は夕空の色を映して霞んでいます。そしてその藍の闇の中に、一点の灯り。小さな家の窓から漏れる黄色い光が、この静謐な夕景に人の温もりをひとつ灯しています。1936年、巴水はこの湖畔の夕暮れに立ち会いました。富士はいつも巴水の旅に現れます。しかし巴水の富士は、勇壮でも威圧的でもない。夕空に溶け込むように佇み、遠く静かにそこにある。窓の灯りと富士山。小さな人の営みと、永遠の山。その対比の中に、巴水が旅しながら見つめ続けた日本の美が、静かに宿っています。
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川瀬巴水が1936年に制作した「山中湖」は、山梨県・富士五湖のひとつ山中湖畔から望む冬の夕暮れの富士山を描いた新版画・木版画の傑作で、茜色に燃える空と薄紫に輝く富士の山容・深い藍に沈む木々が版木の重ね摺りによる繊細なグラデーションで表現されています。冬の澄んだ夕空に佇む永遠の山と、藍の闇にひっそりと灯る家の窓の一点の光が人の営みの温もりを静かに語り、壮大な自然と小さな暮らしの対比に旅情と詩情が凝縮されたこの近代木版画は、富士と湖畔の詩情が際立つコレクション作品として高く評価されています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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