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榛名摺臼岩 21-100346

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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藍青の闇が生む、夜道の詩情
電柱と街灯という近代文明の産物が、石垣・白壁・木造家屋という古い町並みの中に自然に溶け込んでいる。巴水はこの「近代と古さの同居」を違和感なく、むしろ詩情豊かに描いています。消えゆく古い日本を惜しみながらも、変わりゆく時代の姿を正直に記録する。それが巴水の旅の誠実さです。

■アーティスト
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。

■作品概要
榛名摺臼岩(はるなすりうすいわ)(下絵)
雲が岩を攻める、榛名山の摺臼岩。天に向かって垂直に聳えるこの巨岩の周囲を、白い霧と灰色の雲が激しく渦巻いています。岩の頂には緑の木々がしがみつくように生え、岩肌には蔦が這い、それでも岩は微動だにしません。幾万年という時間の中で、風も雨も雷も、この岩を砕くことはできなかった。その圧倒的な存在感が、霧と雲に包まれることでさらに際立っています。右下の書き込みに巴水の落款。彼がこの岩の前に立ったとき、空は荒れていたのでしょう。雲は重く垂れ込め、霧が山を這い上がり、しかしその中に青空の裂け目がいくつか光っています。嵐の中の光、それはまるでこの岩そのもの。どれほどの力に晒されても、揺るがない。巴水の下絵の筆致は、この荒々しい自然の前で、普段より力強く、より大胆に走っています。静かな港町や川辺の風景とは全く異なる、山岳の雄大さへの挑戦です。
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川瀬巴水が現地で描いた「榛名摺臼岩」の下絵・肉筆画は、群馬県榛名山中の奇岩・摺臼岩を荒れた天候の中で捉えた貴重な制作過程の記録で、天を突く巨岩の垂直な岩壁・岩肌を這う緑の生命・重く垂れ込める雲と霧・その切れ間に光る青空が下絵ならではの大胆な筆致で表現されています。嵐の中にあっても微動だにしない岩の不動の意志と、刻々と変化する気象の劇的な一瞬を同時に捉えたこのスケッチは、山岳の雄大な自然への巴水の真摯な眼差しが滲むコレクション作品として高く評価されています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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