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伊香保の夏の夕 21-100347

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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重なる山の稜線、霧が生む無限の奥行き
山々の稜線は、霧によって幾重にも重なり合い、奥へ奥へと無限に続くような奥行きを生み出しています。近くの山は深い青緑、遠くの山は霧に溶けて淡く、そのグラデーションが下絵ならではの柔らかな筆致で表現されています。榛名山系特有の重厚な山容と、夏の夜の湿った空気感。伊香保という場所の固有の気候が、この霧の表現に宿っています。

■アーティスト
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。

■作品概要
伊香保の夏の夕(いかほのなつのゆう)(下絵)
夕暮れが、山の町を包んでいる。伊香保、榛名山の中腹に抱かれた湯の町の夏の夕暮れ。深い青緑の闇の中に、温泉旅館の窓々が黄色い光を漏らし、山の夜が静かに満ちていきます。幾重にも連なる山の稜線が霧に溶け、その手前に家々の屋根が重なり合い、木々の深い翠が全てを包んでいます。伊香保の夜は、温泉の湯気のように柔らかく、温かい。旅人がこの町にやってくるのは、日常から離れるためです。湯に浸かり、山の空気を吸い、窓の外の夜景を眺める。その窓の内側の温もりが、今まさに外へと滲み出しています。左手に巴水の落款。彼もまた旅人として、この宿の灯りを外から見上げていたのでしょうか。それとも宿の窓から、夕暮れの山を見下ろしていたのでしょうか。いずれにせよ、この夏の夕暮れの一瞬が、巴水の筆によって永遠に留められました。山と霧と灯り。伊香保の夜が、静かに始まっています。
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川瀬巴水が現地で描いた「伊香保の夏の夕」の下絵・肉筆画は、群馬県渋川市・伊香保温泉の夏の夕暮れを深い青緑の闇で捉えた貴重な制作過程の記録で、霧に溶ける幾重もの山の稜線・密集する旅館の屋根・窓から漏れる温かな灯りが下絵ならではの柔らかな筆致で表現されています。蟹田や亀崎の孤独な光とは異なり複数の旅館の窓が山の夜を温かく照らすこの湯の町の表情は、旅人として伊香保に立った巴水の眼差しと詩情が凝縮されたスケッチとして、榛名の山霧と温泉の灯りが共鳴するコレクション作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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