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烏瓜に四十雀 19-100226

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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烏瓜の葉が生む、夏から秋への橋渡し
烏瓜の大きな葉は、重く、濃く、存在感があります。白い小花と赤みを帯びた実が同時に描かれていることで、夏の盛りが過ぎ、秋へと向かう季節の端境期が見事に表現されています。葉の虫食い穴がさりげなく描かれているのも景年らしい細密さで、この場所が生き物たちの生活の場であることを静かに語っています。

■アーティスト
今尾景年(いまお けいねん、1845年〈弘化2年〉8月12日 - 1924年〈大正13年〉10月5日)
幕末から大正時代にかけて活躍した日本画家で、京都画壇の重鎮として知られます。幼少期より絵に親しみ、四条派の柴田義董や円山派の塩川文麟に師事し、伝統的な日本画の技法を学びました。写実的かつ繊細な筆致で知られ、花鳥画、山水画、美人画など多彩なジャンルを手がけました。景年は、明治以降の日本画再興運動において中心的な役割を果たし、京都府画学校(現・京都市立芸術大学)の設立にも関与。後進の育成に尽力し、竹内栖鳳ら近代日本画の巨匠たちを輩出しました。その画風は伝統を踏まえつつも、時代の美意識に応じて洗練され、装飾性や詩情に富んでいます。帝室技芸員にも任命されるなど公的にも高く評価され、国内外の博覧会で受賞歴も多く、日本画の近代化に大きな貢献を果たしました。今尾景年は、明治から大正にかけての美術界において、日本画の正統と革新を架け橋のように繋いだ重要な存在です。

■作品概要
烏瓜に四十雀(からすうりにしじゅうから)
烏瓜の葉が繁る草むらの端で、四十雀が獲物を捕らえた瞬間に景年の筆が止まりました。黒い頭、白い頬、黄色い背、胸に走るネクタイのような黒い縦線。この小さな鳥の羽根模様の精緻な描写は、景年が博物学者の指導を受けて積み重ねた写生の賜物です。烏瓜の大きく濃い葉が片側を占め、その重さと陰影が夏から秋への季節の移ろいを告げています。白い小花がまだいくつか咲き、熟れかけた赤い実がひとつ、葉の陰にのぞいています。四十雀は虫を主食とする小鳥。毛虫を咥えたその瞬間は、捕食という生命の厳粛な事実を静かに示しています。しかし景年の筆にかかれば、それさえも美しい。命が命を食べる、その当たり前の連鎖が、余白に包まれてひとつの詩になっています。綺麗濃褥、色彩豊かで品のある景年の花鳥画が、この小さな命の一瞬に宿っています。
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今尾景年が1892年から1911年の間に描いた「烏瓜に四十雀」は、明治・大正期の京都画壇四条派を代表する花鳥画の傑作で、烏瓜の重い葉と白い小花・赤みを帯びた実が織りなす夏秋の端境期の空間の中、毛虫を咥えた四十雀の一瞬が「綺麗濃褥」と評された景年の細密描写で捉えられています。虫食い穴まで描き込んだ葉の精緻な観察と、捕食という命の連鎖を詩情豊かに表現した構図が自然への深い愛情を示し、生命の真実と余白の美学が共鳴する作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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