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冬の港 11-100512

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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冬の灰色の光が包む港湾の静けさ
乳白色の冬空と、それを映した鉛色の海面が全体を支配するなか、白い港湾ビル、クレーン、煙を吐く蒸気船、沖の貨物船が層をなして奥へと続きます。マルケ得意の俯瞰構図が港の全体像をゆったりと捉え、冬特有の拡散した光が空間全体を均一に包み込んでいます。

■アーティスト
アルベール・マルケ [ Albert Marquet ] (1875-1947)
フォーヴィスム(野獣派)に分類されるフランスの画家です。ボルドー生まれで、15歳のときに父の反対を押し切りパリへ出て絵を学び始めます。エコール・デ・ボザールではギュスターヴ・モローのもとでマティスやルオーと出会い、特にマティスとは生涯の親友となりました。 1905年にはマティスらとともに初のフォーヴィスム展に出品し、その中心的存在となりましたが、原色調の激しい表現はマルケの気質には合わず、長続きしませんでした。 やがてグレーや薄い青を基調とした落ち着いた色彩と穏やかなタッチで、パリの街や港の風景を描くようになり、「水の画家」と評されました。特に河岸や港の光景を高い視点から描くことを好み、ヨーロッパ各地やアルジェリアへと旅しながら水辺の風景を追い続けました。その簡潔な筆致と本質を捉えるデッサン力は、マティスから「わが北斎」と称えられるほどでした。

■作品概要
Le port en hiver (1945)
乳白色の冬空のもと、港湾施設が静かに稼働し、沖へと続く防波堤の先に船のシルエットが霞んでいます。1945年冬に描かれたこの作品は、マルケの北アフリカ絵画カタログに収録されたアルジェの港の情景です。左手にはフランス国旗をはためかせた白い港湾施設の建物、その脇では蒸気船が煙を上げ、クレーンが荷役の合間に静止しています。沖には大型の貨物船が横たわり、防波堤の向こうには地中海が薄く広がっています。すべてが鉛色と乳白色の冬の光に包まれ、港の喧騒が遠く静まり返っているような静謐さを漂わせています。 第二次世界大戦が終わった年の冬。解放されたアルジェの港に、日常の営みが静かに戻りつつありました。マルケの筆は、その歴史的な転換点の空気を、感傷なく、ただ誠実に写し取っています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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