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渡し守 11-100514

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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ターコイズの波と赤い帽子の鮮やかな対比
細かな筆触で描かれた水面は緑青と白が弾けるように混ざり合い、地中海特有の輝く光を生き生きと伝えています。そのなかを進む木舟と、赤い帽子をかぶった漕ぎ手の小さなシルエットが鮮やかな点景となって、広大な水の情景に人の息吹をもたらしています。

■アーティスト
アルベール・マルケ [ Albert Marquet ] (1875-1947)
フォーヴィスム(野獣派)に分類されるフランスの画家です。ボルドー生まれで、15歳のときに父の反対を押し切りパリへ出て絵を学び始めます。エコール・デ・ボザールではギュスターヴ・モローのもとでマティスやルオーと出会い、特にマティスとは生涯の親友となりました。 1905年にはマティスらとともに初のフォーヴィスム展に出品し、その中心的存在となりましたが、原色調の激しい表現はマルケの気質には合わず、長続きしませんでした。 やがてグレーや薄い青を基調とした落ち着いた色彩と穏やかなタッチで、パリの街や港の風景を描くようになり、「水の画家」と評されました。特に河岸や港の光景を高い視点から描くことを好み、ヨーロッパ各地やアルジェリアへと旅しながら水辺の風景を追い続けました。その簡潔な筆致と本質を捉えるデッサン力は、マティスから「わが北斎」と称えられるほどでした。

■作品概要
Le Passeur (circa 1926)
ターコイズブルーに弾ける水面を、赤い帽子の男がひとり、静かに櫂を漕いでいく。「パッスール(渡し守)」とは、岸と岸を繋ぐ小舟の船頭のこと。1926年初頭、マルケはチュニジアのラ・グレット港に数週間逗留し、港の情景を次々とキャンバスに収めました。手前を大きく横切る木製の小舟、赤い帽子をかぶった漕ぎ手のシルエット。その背後には白帆の小型帆船、煙を吐く蒸気船、そして対岸の穏やかな建物が続き、淡い青空と白い雲が水面に映り込んでいます。 「マルケは水と船のあるところならどこでも我が家のように感じた」と妻マルセルは語っています。この作品では、港の日常を生きるひとりの人間に視線を当てることで、風景の詩情に静かな体温が加わっています。波に砕けるターコイズの光、淡く霞む対岸、生活の営みとしての海が、マルケの澄んだ眼差しのなかに収まっています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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