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三本の煙突 11-100515

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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煙突と煙が描く、港の産業的な詩情
三本の煙突から立ち上る白い煙、クレーンの鉄骨、重い船体。工業港の無骨な風景が、青みがかった大気のなかに溶け込み、独特の静謐な美しさを帯びています。マルケは港の喧騒や機能美をことさら強調せず、ただ光と大気のなかに佇む風景として、淡々と、しかし確かな詩情をもって描き切っています。

■アーティスト
アルベール・マルケ [ Albert Marquet ] (1875-1947)
フォーヴィスム(野獣派)に分類されるフランスの画家です。ボルドー生まれで、15歳のときに父の反対を押し切りパリへ出て絵を学び始めます。エコール・デ・ボザールではギュスターヴ・モローのもとでマティスやルオーと出会い、特にマティスとは生涯の親友となりました。 1905年にはマティスらとともに初のフォーヴィスム展に出品し、その中心的存在となりましたが、原色調の激しい表現はマルケの気質には合わず、長続きしませんでした。 やがてグレーや薄い青を基調とした落ち着いた色彩と穏やかなタッチで、パリの街や港の風景を描くようになり、「水の画家」と評されました。特に河岸や港の光景を高い視点から描くことを好み、ヨーロッパ各地やアルジェリアへと旅しながら水辺の風景を追い続けました。その簡潔な筆致と本質を捉えるデッサン力は、マティスから「わが北斎」と称えられるほどでした。

■作品概要
Les trois cheminées (circa 1932-1934)
灰青色の空のもと、三本の大きな煙突が白い煙をたなびかせながら、港の沖に静かに横たわっています。1932年から1934年頃に描かれたこの作品は、アルジェの港を描いた北アフリカシリーズの一点として、1934年のガルリー・ドリュエ展に出品されました。手前には倉庫の赤茶けた屋根とマストが連なり、港内には大小さまざまな小舟や曳き船が点在する。その奥に、クレーンを備えた工業施設と三本の煙突を持つ大型船が横たわり、さらに遠景には霞む山並みが続きます。オレンジ色の小さな人影がひとつ、水上の小舟に静かに佇んでいます。青とグレーを基調とした抑制された色調のなかで、その一点の橙だけが温もりとして輝く。「港のクレーンと船を窓から眺め続けた」と伝えられるマルケが、港湾の工業的な風景のなかに、変わらず人の気配と光の詩情を見出した一枚です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

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