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銀の衣装のバルタサール・カルロス王子 14-101012

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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銀糸の刺繍
衣装を埋め尽くす銀の刺繍は、一つひとつの文様を細かく描き込むのではなく、光の当たる部分に明るい色を短く置くことで表されています。くすんだ銀の色調が、布のしなやかさと重さを同時に伝え、幼い体を静かに包んでいます。

■アーティスト
ディエゴ・ベラスケス [ Diego Velázquez ] (1599-1660)
スペイン・セビリャ生まれの画家で、バロック絵画を代表する巨匠のひとりです。23歳でフェリペ4世の宮廷画家に任命されて以来、生涯をマドリードの王宮で過ごしました。王族・貴族・道化・召使い───身分を問わず、描かれた人物はみな等しく画面の前に立たされます。感情を煽らず、光と影だけで人間の存在を定着させるその筆致は、同時代のどの画家とも異なるものでした。代表作《ラス・メニーナス》 (1656) は、王女とその侍女たち、そして画家自身を描いた大画面で、見る者と見られる者の関係を複雑に絡め、美術史上もっとも論じられた絵のひとつとなっています。19世紀にマネがその写実性に衝撃を受け、印象派への橋渡しとなったことからも、その影響の射程の長さがわかります。宮廷の重い空気の中で、ベラスケスだけが静かに自由でした。

■作品概要
Prince Baltasar Carlos in Silver (1633)
深紅の帳と深い闇。その境に、幼い王太子バルタサール・カルロスが立っています。柔らかな巻き毛、丸い頬、まっすぐ前を見る黒い瞳。首元には細やかなレースの襟。全身を覆う衣装は、銀糸の刺繍が隙間なく施されたもので、裾へ向かってゆるやかに広がります。胸には桃色の飾り帯が斜めに掛けられ、一方の手は床についた長い杖を握り、もう一方の手は軽く握られたまま腰のあたりに。腰には剣が後ろへ伸びています。左手前の台には、白い羽根飾りの帽子。光は左上から差し、顔と襟、銀の衣装の表面に明るく届きます。刺繍は細かな明るい点の重なりとして置かれ、布の起伏とともに鈍くきらめく。床は暗く沈み、王子の小さな姿だけが静かに浮かんでいます。幼さと、王位継承者としての装い。その二つが、ひとつの立ち姿にまとめられています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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銀の衣装のバルタサール・カルロス王子

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