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スペイン王女マリア・テレサ 14-101007

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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蝶のようなリボン
髪に留められた銀白のリボンは、当時のスペイン宮廷で好まれた装いのひとつとされます。一つひとつの形は数本の筆の運びで描かれ、輪郭をきっちりとは追っていません。その軽さが、張りのある絹の質感と、光をはね返す一瞬の輝きを伝えています。

■アーティスト
ディエゴ・ベラスケス [ Diego Velázquez ] (1599-1660)
スペイン・セビリャ生まれの画家で、バロック絵画を代表する巨匠のひとりです。23歳でフェリペ4世の宮廷画家に任命されて以来、生涯をマドリードの王宮で過ごしました。王族・貴族・道化・召使い───身分を問わず、描かれた人物はみな等しく画面の前に立たされます。感情を煽らず、光と影だけで人間の存在を定着させるその筆致は、同時代のどの画家とも異なるものでした。代表作《ラス・メニーナス》 (1656) は、王女とその侍女たち、そして画家自身を描いた大画面で、見る者と見られる者の関係を複雑に絡め、美術史上もっとも論じられた絵のひとつとなっています。19世紀にマネがその写実性に衝撃を受け、印象派への橋渡しとなったことからも、その影響の射程の長さがわかります。宮廷の重い空気の中で、ベラスケスだけが静かに自由でした。

■作品概要
María Teresa (1638–1683)
黒一色の背景から、少女の顔が静かに浮かび上がります。白く滑らかな額、頬にさした淡い紅、小さく結ばれた唇。視線は正面よりわずかに外れ、どこか一点に留まっています。顔の両側へ大きく広がるのは、細かく波打つ栗色の髪。その上に、銀白のリボンの飾りがいくつも留められています。蝶の羽を思わせる形が、頭の輪郭に沿って弧を描くように連なる。リボンの光沢は、白や淡い灰色の素早い筆致で置かれ、近くではほどけるように粗く、少し離れると薄い布の張りとして立ち上がります。光は左上から差し、額と頬、鼻筋にもっとも明るく届く。髪の奥は影に沈み、首元の白い衣はわずかにのぞくだけです。顔のまわりにだけ集められた、柔らかな明るさ。宮廷の装いの華やかさと、動かない表情の静けさが、同じ光のなかに並んでいます。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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