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卵を料理する老婆 14-101006

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
器たちの質感
真鍮、ガラス、素焼き、陶器、編んだ籠。異なる素材が並び、それぞれの光の受け方が描き分けられています。セビーリャで描かれたボデゴン(厨房画)と呼ばれる作例のひとつで、1618年頃の制作とされます。

■アーティスト
ディエゴ・ベラスケス [ Diego Velázquez ] (1599-1660)
スペイン・セビリャ生まれの画家で、バロック絵画を代表する巨匠のひとりです。23歳でフェリペ4世の宮廷画家に任命されて以来、生涯をマドリードの王宮で過ごしました。王族・貴族・道化・召使い───身分を問わず、描かれた人物はみな等しく画面の前に立たされます。感情を煽らず、光と影だけで人間の存在を定着させるその筆致は、同時代のどの画家とも異なるものでした。代表作《ラス・メニーナス》 (1656) は、王女とその侍女たち、そして画家自身を描いた大画面で、見る者と見られる者の関係を複雑に絡め、美術史上もっとも論じられた絵のひとつとなっています。19世紀にマネがその写実性に衝撃を受け、印象派への橋渡しとなったことからも、その影響の射程の長さがわかります。宮廷の重い空気の中で、ベラスケスだけが静かに自由でした。

■作品概要
An Old Woman Cooking Eggs
暗い台所の片隅。白い頭巾をかぶった老婆が、炭火にかけた素焼きの土鍋で卵を調理しています。油のなかで、二つの卵の白身が白く固まりかけています。片手には木の匙、もう片方の手には次に割る卵。向かって左には少年が立ち、紐で縛ったメロンを抱え、ガラスの瓶を手にしています。光は左から強く差し込み、背景を深い闇に沈めたまま、人物と器だけを照らし出します。真鍮の乳鉢と乳棒の鈍い金色、白い陶器の水差し、皿にのったナイフ、壁に吊るされた籠。ひとつひとつの物が、重さや手触りまで伝わるような確かさで描かれています。二人の視線は交わらず、それぞれ別の方向を向いたまま。宮廷の華やかさとは遠い場所の、日々の営みのひとときが、静かに留められています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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