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ブイ 26-100521

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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水面に浮かぶブイと静かな色彩の調和
手前に描かれた赤いブイは、鮮やかな色彩で水面に浮かび、青や黄色といった周囲の色彩との補色効果によって強烈な視覚的焦点となっています。ブイの簡潔な形と、水面の複雑な光の反射の対比が、風景の持つ深みを増しています。

■アーティスト
ポール・シニャック [ Paul Signac ] (1863-1935)
フランス印象派の流れを継ぎながら、ジョルジュ・スーラとともに点描技法を体系化し、新印象主義(ネオ・インプレッショニズム)を確立した画家です。彼は若くしてスーラの理論に共鳴し、光と色彩を科学的に分析する絵画を追求しました。筆触を微細な点で構成することで、絵具そのものの純粋な輝きを引き出し、キャンバス上に生き生きとした光の調和を生み出しています。モチーフの多くは港や海を望む風景で、穏やかな海面や帆船の形態に、自由と理性、そして詩情が共存しています。彼はまた、理論家としても『ドラクロワから新印象主義へ』を著し、芸術の社会的意義を唱えました。シニャックは感情と科学、個人と社会を結ぶ“光の哲学者”とも呼ぶべき存在です。

■作品概要
The Buoy (La bouée) (1894)
広がる鮮やかな色彩が、きらめく水面と太陽の光に満たされた港の活気を伝えています。特に港の建物の温かい黄色と、海の冷たい青のコントラストが深い情感を生み出しています。水面に映る長く揺らめく反射は、まるで光のダンスのようで、船やブイといった日常的なモチーフに詩的な命を吹き込んでいます。緻密な点描が作り出す空気の振動は、観る者を南仏の暖かい海辺へと誘い、静かな安らぎと旅情を感じさせてくれる色彩のハーモニーに満ちた作品です。
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ポールシニャックのTheBuoy (LaBouée) (1894)は、新印象派の点描技法と分割主義による色彩理論を用いた海景画です。港の建物と帆船、ブイが油彩で描かれ、水面の反射は補色の輝きに満ちています。南仏の旅情を感じさせるこの世紀末の芸術作品は、厳格な点描が色彩理論の極致を示しています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
ポールシニャック TheBuoy LaBouée 1894 新印象派 点描技法 分割主義 色彩理論 海景画 港 建物 帆船 ブイ 水面 反射 補色 輝き 厳格な点描 南仏 油彩 旅情 世紀末 芸術作品


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