365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

パンポル 26-100518

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
素描の線と水彩の色彩による詩的な融合
シニャックが晩年に取り組んだ水彩スケッチの優れた例です。鉛筆の素早い描線が建物の形や雲の流れを簡潔に捉え、その上に水彩の透明な色が重ねられています。

■アーティスト
ポール・シニャック [ Paul Signac ] (1863-1935)
フランス印象派の流れを継ぎながら、ジョルジュ・スーラとともに点描技法を体系化し、新印象主義(ネオ・インプレッショニズム)を確立した画家です。彼は若くしてスーラの理論に共鳴し、光と色彩を科学的に分析する絵画を追求しました。筆触を微細な点で構成することで、絵具そのものの純粋な輝きを引き出し、キャンバス上に生き生きとした光の調和を生み出しています。モチーフの多くは港や海を望む風景で、穏やかな海面や帆船の形態に、自由と理性、そして詩情が共存しています。彼はまた、理論家としても『ドラクロワから新印象主義へ』を著し、芸術の社会的意義を唱えました。シニャックは感情と科学、個人と社会を結ぶ“光の哲学者”とも呼ぶべき存在です。

■作品概要
Paimpol (1929)
鉛筆の流れるような線と水彩の軽やかな色彩が、パンポルの港の穏やかな空気を描き出しています。画面の中心に横たわる大きな帆船は、静かに停泊しており、風待ちのゆったりとした時間を感じさせます。手描きの雲と港の建物の素朴な線が、日常の静かな営みと旅情を表現しています。これは、光と色の厳密な科学から解放されたシニャックの晩年の自由な筆致が、一瞬の情感を捉えた詩的な作品です。スケッチならではの素直な感動が、観る者の心に安らぎをもたらします。
---------------------------
ポールシニャックのPaimpol (1929)は、港の帆船を描いたフランスのブルターニュ地方の風景画です。水彩とスケッチの素描という技法を用い、線描と色彩の簡略化によって自然描写の本質を捉えています。晩年の自由な筆致が旅情を感じさせるこの芸術作品は、船着き場の建物、雲、水面の反射を世紀の視点で表現しています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
ポールシニャック Paimpol 1929 港 帆船 水彩 スケッチ 素描 晩年 ブルターニュ フランス 風景画 旅情 線描 色彩 簡略化 自然描写 船着き場 建物 雲 水面 反射 芸術作品 自由な筆致 世紀 技法


お届けについて

おすすめ商品

新着商品